ブログを見てる友達から、「用語が意味不明、死ねよ」という心ないご指摘をいただいたので
よく使ってる言葉を辞典形式で解説します。
と言っても個人的な解釈も入っているんで、間違ってることもあるかと思いますが、
どうかその辺りは柔和な心をお持ち下さいませ。(爆)


【Mの法則(えむのほうそく)】
競馬予想家、今井雅宏氏が発見した競走馬の法則。
馬の絶対能力ではなく、関係性から馬券の本質に迫る理論。
Mは精神(Mind)、消耗(Minus)、慣れと繰り返し(Mannerism)のMからきている。


【C系(しーけい)】(集中力“Concentration”より)
混戦向きで強い相手にしぶといが、弱い相手には集中力が発揮できない性質を持つ馬。
サンデーサイレンスやトニービンが、このタイプにあたり
C系だけを買えば良いといった様な“C系至上主義”なる言葉も現れた。
だが、近年は馬場の高速化やスローペースが増えたことで、C系の活躍の場が減っている。
諸行無常とはこのことか…。
主なC系血統:サンデーサイレンス、トニービン、サッカーボーイ、フジキセキ


【S系(えすけい)】(闘争心“Struggle”より)
気性がきつく、一本調子に走ろうとする性質を持つ馬。
逃げ馬や短距離ダートを圧勝するような馬にはS系が多く、
開幕週の高速馬場や大雨の不良馬場など、極端な特殊馬場を好むのが特徴。
また、基本的な走る意欲をSで表現したりもする。
なので、オープンに上がるような馬は多かれ少なかれこのS要素を持っている。
他にも交互に好凡走を刻む馬が多い。(例:マイネサマンサビッグゴールド
主なS系血統:ブライアンズタイム、ダンシングブレーヴ、フォーティナイナー、グラスワンダー


【L系(えるけい)】(淡白さ“Light”より)
使い込むと脆いが、リフレッシュすれば能力を出し切れる性質を持つ馬。
L系の代表格と言えば、バランスオブゲーム
休み明けでことごとく穴を開けた姿は、正にL系の鏡(笑)
内枠だと揉まれることが多く、外枠やスローなど集中力が必要ないレースで強い。
C系と逆の性質を持っている。
主なL系血統:フサイチコンコルド、オペラハウス、メジロライアン、ロドリゴデトリアーノ


【M系(まとまりけい)】(まとまり“ま”でM) これだけ日本語(笑)
S・C・Lを満遍なく持っている馬のこと。
安定感がありどんな条件でも無難にこなすが、極限レベルでは通用しづらい性質を持つ。
最近のサンデーサイレンス産駒は、Cが弱まってきてこのまとまり系が多くなっている。
他馬の破綻があると浮上する性質があるので、
人気馬が悪いステップの時なんかは、狙ってみる価値があると言える。
主なM系血統:ダンスインザダーク、ダンチヒ、ヌレイエフ、ホワイトマズル


【短縮(たんしゅく)】
前走より距離を短くすること。全体的に見ても延長より短縮の方が好走率が上。
中でも2000m→1600mの短縮を“王道短縮”といい、
他の短縮に比べ、優位性のあるステップに位置付けられている。


【延長(えんちょう)】
前走より距離を長くすること。
道中のペースが緩むことを好む馬(L系)に有効なショック。


【バウンド短縮(ばうんどたんしゅく)】
1600m→2000m→1400mなど、延長を経験させてからの短縮のこと。
長い距離(延長)で苦を味あわせる意味があり、普通の短縮に比べて破壊力がアップする。
バウンド延長はその逆のこと(2000m→1600m→2200m等)


【バウンド式(ばうんどしき)】 ※07/1/23追加
ダ→芝→ダート戻りや、上に記した1200→1600→1200、京都→中山→京都など、
間にその馬にとっての“苦条件”をいれることで、破壊力を上げるショックのこと。
ずっと3LDKに住んでても何とも思わないが、一回1Kに住まわす。
すると3LDKがすげー広く感じるみたいなものである(笑


【1番人気1着(いちばんにんきいっちゃく)】
1番人気は最も自分のレースをさせてもらえない立場で、不利な位置にいる。
故に1番人気で1着することは人気薄で勝つのとは違い、それだけで能力の証明になる。
特に穴タイプの馬が1番人気1着をしてると充実の証明なので、次走以降注目したい。


【斤量(きんりょう)】
Mの法則では、絶対的な重さではなく相対的な重さを重視する。
C系は特に影響を受けやすいとされ、格上挑戦で3〜4キロ減なんかは率先して狙いたい。
逆にL系は斤量の影響をあまり受けないので、重い斤量でも耐えれる。


【Vライン(ぶいらいん)】
これはMの法則の用語ではなく、松沢一憲氏が作った用語。
道中いったん後退して盛り返す厳しい競馬を経験した馬のことをVライン馬と言う。
古くはマンハッタンカフェの阿寒湖特別「3→4→4→8→1着」。
この推移が線を引いたときVの形に見えることからその名がついた。
最近ではシーザリオが桜花賞で「6→6→11→2着」という驚異的なVラインを作っている。


【根幹距離(こんかんきょり)】
1600m・2000m・2400mと言ったような400で割り切れる競馬の基本となる距離のこと。
1200mでも使われる場合があるが、実際どうなのかは微妙。
しかし、400で割れるからと言っても、3200m・3600mのことは根幹距離とは言わない。


【非根幹距離(ひこんかんきょり)】
根幹距離以外の距離。代表的な非根幹距離は1400m・1800m・2200mか。
根幹距離に比べだらけたペースになることが多く、集中力が必要ないとされる。
特に1400mはL系のメッカ的存在(笑)なので、阪神Cがどうなるか心配でならない。


【交互(こうご)】
交互に好凡走を繰り返す馬に使う。
交互系とか交互質とか私は呼んでいるが、実際はなんて言えばいいんだろう(爆)


【均衡(きんこう)】
3〜7着の入着を続ける状態に陥る事。「リズムの喪失」とも言う。
特にまとまり系が使い詰めてるとこの状態になりやすい。
この状態での好走条件は特殊馬場などが必要になってくる。
他にはダートを使って刺激を与え打破したい。(例:サニングデールリキアイタイカン


【連チャン期(れんちゃんき)】
一度好調のリズムに入ると、3〜4回連続で好走する状態のこと。
S系が保有していて、この状態のときになめてかかるとあっさりと勝たれることも。
ただ、この時期を終えると不振期が待っており、そのまま苦しむ馬もちらほら。
(例:05年のビッグゴールド、05年〜06年のハーツクライ


【不振期(ふしんき)】
均衡と似てる。頑張りすぎた後に馬が走る気力が落ちてしまった状態。
手っ取り早い回復方法は放牧など休みを与えてあげること。
ハーツクライの菊花賞→JC→有馬記念の推移なんかはダービーの反動が大きかった。


【異端(いたん)】
Mの法則最大のテーマは、この異端馬を探すこと。
日本に来た外国馬なんかもこれにあたる。
緒戦で頑張ったのに2戦目で惨敗していく外国馬が後を絶たないが、
これは異端性が失われたからと見ていいだろう。
そういう意味で、日本2戦目でも圧勝したサイレントウィットネスは化物(笑)


【量(りょう)】
量があると休み明けを走ったり、惨敗後でも平気で巻き返す。
精神面での余裕の意味で使われていて、スケールがある馬に多いのも特徴。
シンボリクリスエスなんかは量の塊みたいな馬。L系馬に多い。
逆に言えばL系の生命線はこの量要素なわけで、量のないL系馬は真の弱い馬と言える。


【位置取りショック(いちどりしょっく)】
前走先行から今回差しに回ったり、前走逃げられなかった馬が今回逃げると言ったような
位置取りに変化をもたらして馬に刺激を与えるショック療法。
特に、元々逃げ馬なのに前走逃げられず、今回再び逃げた馬、
いわゆる「逃げられなかった逃げ馬」は、普通の逃げ馬に比べて破壊力抜群。


【アップ(あっぷ)】 ※06/1/18追加
格上挑戦やOP→G3など、相手が強くなる臨戦のこと。
同格でもメンバーが強くなっていたり、頭数が増えていたりする時に使う場合もある。
ダウンはその逆のこと。アップが得意な血統やダウンが得意な血統がいる。
主なアップ血統:サンデーサイレンス、トニービン、ブライアンズタイム
主なダウン血統:ジェイドロバリー、コジーン(系)、カーリアン(系)


う〜ん、思いつくところではこんなもんですかね。これで勘弁してちょ。